GREETING
代表GOZOより皆様へ
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【代表】
塩田 歩 Ayumu Shioda
通称 GOZO
2001年にパラエストラ八王子を設立。
現在はジム運営と選手育成に専念。
柔術黒帯
茶帯世界大会2位
元修斗ランカー
2017年柔術マスター世界大会優勝
ジムの敷居は低く、内容レベルは高く。初心者も大歓迎。

上を見たら世界で通用するプロも在籍しているし、下を見るとMMAってなんですか?という超初心者までいます。まずは楽しめればいいんです。
楽しければある程度のレベルまではあっという間です。
ただ、プロになる場合は別で、しんどいこともあります。とりあえずはやってみたらいいと思います。
格闘技やったことありませんて人の方が変なクセがついてないから、意外と上達が早いってことも多いです。
どこで誰に習うかと、ジムの練習環境はかなり重要だと考えます。
柔術は練習したら誰でも強くなる。才能より練習の質と量。

自分は柔術を始めたのは大学に入ってから。
プロになったのも30歳を過ぎてからの遅咲きです。運動神経も決して良くないし、恵まれた体型でもありません。
だからこそ、誰でも強くなれるということを自分をもって体現したい。
そして、幼少期のプロレス好きから長い年月をかけてずっと培ってきた分析力と、天才ではない故の視点や気づきがたくさんあります。それを活かすことで効率的に強くなるアドバイスができるので、その点では自分はラッキーだと思ってます。
基本的にジム内では仲間意識も、個人主義も大切に。
ストレスフリーがいちばん。
一致団結を好む人もいれば、ひとりで個人のペースを守りたい人もいる。
会員さんも大勢いるから色んな考え方の人がいるけど、誰でも快適に集中して練習できるジムが良いジムだと思っているので、距離感は大切にしているつもりです。
仲間意識ももちろんとても嬉しいですし、ひとりのペースが心地いい人もそのペースを乱してほしくはないです。
なので、練習以外の人間関係は“住み分け”というと大げさですが、誰もが快適な環境を目指してます。
代表GOZOの経歴
1993年 |
幼少の頃からずっとプロレスに興味があったが、4月に初のK-1、9月にはパンクラスが旗揚げ、11月には初のUFC大会が開催されるなど、格闘技雑誌も含め盛り上がりを見せたこの年に、現在のゴーゾーの原点となるものに出会う。 初のUFC大会で優勝した(当時のUFCは無差別級トーナメント制)ホイス・グレイシーは、プロレスラーのように身体が大きいわけではなく、むしろ小さい身体で、しかも無差別級で優勝したということを雑誌で知り、この頃まだグレイシーが日本で無名だったことも手伝って、非常に大きな衝撃を受けた。 これをきっかけに、寝技、関節技、打撃に特化したジャンルの格闘技にのめり込む。 |
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1994年 | 3月に第2回UFC大会がアメリカのコロラド州で開催され、それに伴い行われた観戦ツアーに参加する。 この大会の優勝者も前回同様ホイス・グレイシー。ツアーの一環に入っていた、大会後のグレイシーのセミナーにも参加したことで、グレイシーの凄さを体感し、感銘を受ける。 |
1995年 | 4月に武道館で行われたバーリ・トゥード・ジャパンの観戦に行く。 優勝したのはヒクソン・グレイシー(ホイス・グレイシーの兄で、グレイシー一族最強と言われる)だが、そのヒクソンと決勝で互角に戦える日本人がいるということに感激する。その日本人が現師匠の中井祐樹氏であり、出会いとなる。 10月にさっそく中井氏の凄さを広めるべく、自ら代表を務めていた明治大学プロレス科学研究会のサークル主催で、大学での講演を依頼。初対面をする。 |
1996年 | 3月に、当時埼玉の大宮にあったスーパータイガーセンタージムで、エンセン井上氏に師事し、この時点で初めて本格的に格闘技を習い始める。 この頃はまだ柔術を教えている道場が数えるほどしかなく、自宅から片道2時間をかけて通う。この道場で中井氏も同じエンセン氏のクラスに参加しており、ある意味では同期となる。 |
1997年 | マリオ・ヤマサキの指導の元、ワシントンD.C.で1カ月間の修行を受ける。 |
1998年 | 就職と中井氏のジム(現パラエストラ東京)設立に伴い、ジムを移籍。 中井氏の1番弟子となる。パラエストラの会員番号は2番(1番は名誉会員の夢枕氏) |
1999年 |
カンペオナート・ジャポネーズ 青帯 アダルト ガロ級 優勝 第1回 全日本BJJ 青帯 ガロ級 優勝 第2回 全日本BJJ 紫帯 ガロ級 優勝 |
2001年 | 会社を辞め、パラエストラ八王子を設立 |
2004年 |
レオジーニョとヒカルジーニョの指導の元、1カ月間ブラジルで修行を受ける。 ムンジアル 茶帯ガロ級 準優勝 (決勝の相手は後の黒帯世界王者となるサムエルブラガ) 中井氏より黒帯を授与される |
2005年 |
第4回 東北アマチュア修斗オープン バンタム級 準優勝 第12回 全日本アマチュア修斗選手権 バンタム級 優勝 |
2006年 |
MMAでプロデビュー 主戦場は修斗 MMAプロ選手とジム運営の両立が始まり、後にプロ育成も追加となる |
2017年 |
パラエストラ八王子の支部としてdois国分寺を設立 柔術マスター世界大会 優勝 |
2018年 | パラエストラ八王子・dois国分寺合同で、QUINTETに出場。自らもチームの一員として参加し、試合をする。 |
現在 |
MMAの引退宣言をはっきりとしたわけではないが、ここ数年MMAの試合には出ておらず、柔術家として2017年のマスターに出場はしたものの、現在はまたジム運営とプロ育成に専念している。 国内屈指のプロ排出率を誇り、UFC経験者をはじめ、多数のプロが在籍中。外見が格闘技の雰囲気ゼロなのであまり目立たないが、この業界では有名人。ジム経営、トレーナーの立場から多くのメディアに取り上げられている。 |
テクニック動画・メディアなど
【BRAZIL BLOG 記事】
http://btbrasil.livedoor.biz/archives/cat_50248341.html
【MMAPLANET 記事】
http://mmaplanet.jp/5450
【パラエストラ八王子YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCvZt57V144khRX3q2oVNsMQ
コラム 柔術世界大会に向けて
※2017年の内容ですが、これから出場する人の参考になればと思い、このまま載せておきます。
前編
柔術大会のワールドマスターズへ向けての出発(8/20)が近づいてきました。減量はおかげさまで順調です。久しぶりの減量の為、多少早く落とし過ぎた感もあります。春先には65キロの体重でしたが、7キロ落ちて現在の体重は58キロ。あと1.5キロは現地で調整予定です。
さて、自分の試合当日は現地時間の25日(金)なのですが、26日(土)にはコナー・マクレガーVSメイウェザーの試合が行われます。その日はナムがバーベキューに誘ってくれ、皆でPPV観戦しながら楽しむ予定です。同じラスベガス、マクレガーに遭遇できる可能性はあるのでしょうか?ざわざわ今回の全行程ですが、日本時間の20日(日)夕方の便で出発します。なかなか席がとれずかなり焦りましたが、何とか確保。そして、アメリカ時間の20日昼頃にロサンゼルスに到着。時間にして約10時間です。
有難いことに、空港までナムの奥さんが迎えに来てくれます。ありがとう!!で、そのままナムの道場で最終調整をさせてもらうつもりです。実は、ナムの道場にお邪魔するのは初めてなので、とても楽しみにしていたりもします。また、こちらでは以前パンクラスの試合関係で八王子に滞在したことがあるアダム・リンにも会う予定になっています。彼のケージテクニックは目を見張るものがあり、色々と学ばせてもらおうと思っています。
彼が八王子からアメリカに戻る際に、アメリカからテクニックビデオなる動画を送ってくれるという約束をしていたのですが、いくら待てど届かず(笑) 今回はiPhone用の三脚も2台用意して準備万端。みっちりと自分の身体で体験し、映像にも残してくる予定です。会員の皆さん、ぜひ楽しみにしていて下さい! で、試合2日前の23日(水)にナムとロスを出発し(車で4、5時間)ラスベガスのホテルに移動します。大会中付き添ってくれる上に、ロスとラスベガスの移動にも車を出してくれるなど、ナムには大感謝なのであります。
話は少し逸れますが、白いVENUM柔術衣の上着を先日の出稽古の際に失くしてしまい、大慌てで新たに買いました。もしどなたか見つけたら、ぜひご連絡お願いします!!それで、今回初めてアディダスの柔術衣を買ってみたのですが、買う決め手になったのは何といっても軽さです。重さはA0サイズの上下と帯でちょうど1㎏。ちなみに帯はVULKANの物です。スタンダードな柔術衣とは重さにかなりの差があります。ただ、軽いということは、生地が薄いということにもなりますので、普段の練習でガシガシ着用するには耐久性に疑問はありますが、頻繁に試合をする方で減量も視野に入れている方にはすごく良いのではないかと。道衣を着ての計量になるため1㎏違ったら減量もかなり楽になる場合が多いと思います。
その他にも、柔術衣はかなり嵩張るので、持ち運びも大変です。荷物対策にもいいと思いますし、洗濯などの手入れのし易さも雲泥の差です。最近は軽くて薄い柔術衣も増えてきたので、目的に合わせて選んでみるのもいいのではないでしょうか。以上、余談でした。本題に戻りまして、現地25日(金)の試合当日に直前計量し、そのまま試合という流れになります。もちろん出場するからには優勝するつもりです。最後にMMAの試合をしてから6年経ちますし(柔術は10年ぶり)、練習も現役のころと比べ物にならないほどしていませんでした。そして追い打ちをかけるように歳もとるわけで今年44になります。それでもコツコツと続けていれば結果は出せるということを証明するべく、今回のマスターズに挑みます。
自分への挑戦の意味もありますし、まだ柔術をやったことのない人への垣根が低くなればいいという願いと、今柔術をやっている人には、どんなカタチでも止めずに続けていれさえすれば、個人差はあれど必ず進歩できるということを伝えられたらいいなと。とにかく、今回の自分の行動で、少しでも柔術に関心をもってくれる人が増えることを願いつつ、久しぶりのオフィシャルな真剣勝負を楽しんできたいと思います。帰ったら感想を含めてレポートをまたアップしますので、これを前編とさせていただきます。

スタンダードな柔術衣とは重さにかなりの差があります。ただ、軽いということは、生地が薄いということにもなりますので、普段の練習でガシガシ着用するには耐久性に疑問はありますが、頻繁に試合をする方で減量も視野に入れている方にはすごく良いのではないかと。道衣を着ての計量になるため1㎏違ったら減量もかなり楽になる場合が多いと思います。
その他にも、柔術衣はかなり嵩張るので、持ち運びも大変です。荷物対策にもいいと思いますし、洗濯などの手入れのし易さも雲泥の差です。最近は軽くて薄い柔術衣も増えてきたので、目的に合わせて選んでみるのもいいのではないでしょうか。以上、余談でした。
本題に戻りまして、現地25日(金)の試合当日に直前計量し、そのまま試合という流れになります。

もちろん出場するからには優勝するつもりです。最後にMMAの試合をしてから6年経ちますし(柔術は10年ぶり)、練習も現役のころと比べ物にならないほどしていませんでした。そして追い打ちをかけるように歳もとるわけで今年44になります。それでもコツコツと続けていれば結果は出せるということを証明するべく、今回のマスターズに挑みます。
自分への挑戦の意味もありますし、まだ柔術をやったことのない人への垣根が低くなればいいという願いと、今柔術をやっている人には、どんなカタチでも止めずに続けていれさえすれば、個人差はあれど必ず進歩できるということを伝えられたらいいなと。
とにかく、今回の自分の行動で、少しでも柔術に関心をもってくれる人が増えることを願いつつ、久しぶりのオフィシャルな真剣勝負を楽しんできたいと思います。
帰ったら感想を含めてレポートをまたアップしますので、これを前編とさせていただきます。
後編
8/20(日)
成田を出発し、10時間のフライトを経て無事にロスの空港LAXに到着。
まったく関係ないですが、機内食にモスバーガーの焼肉ライスバーガーが出てきて、減量中にも関わらずバクリ。空港にてナムの奥様(日本人)がピックアップしてくれ、そのままナムの元へ。到着したその日は、ちょうどサンタナハイスクールで柔術大会が行われており、ジムの会員さんのセコンドでナムも会場にいたのでした。
ナムと何年ぶりかの再会を果たし、事前に日本から予約していたモーテルへ。
このモーテルは、ナムのジムの近所にあり、ジムへのアクセスも便利。また、この辺はベトナム人と韓国人が多く住む地域ということもあって、ベトナム料理のフォー専門店など、アメリカンな感じとはいい意味で程遠いさっぱりフードのお店も豊富にあってカロリー的にはとてもありがたかったです。 大会当日までは日本から持ってきた減量食をと思いつつ、1回くらいは食べられるだろうか。ざわざわ。とにかくバタバタしていたこともあり、夕方に少し近所を散歩し、そんな事を考えながら初日終了。もちろん時差ボケで眠れない夜は続くのでした。ピロンピロンピロン
8/21(月)
寝不足のまま朝にナムと合流し、アダム・リンのジム、サブファイターへ。
アダムのジムはナムのジムから車で30分くらいの所にあります。約束していた通り、アダムのプライベートレッスンを受けました。
レッスンの内容はMMAにおける金網際での攻防。かなり内容は濃く、動画もバッチリ。快くレッスンを引き受けてくれたアダム、ありがとう!
その後は寝不足の為、ゴーゾーは一度仮眠をしにモーテルへ。そしてこの時差ボケ、まさか日本に帰る直前まで悩まされることになろうとは…滞在中はほぼ昼夜逆転でした。(笑)
仮眠をとって夜にまたナムと合流。今度はナムのジムへ。
ジムは、アダムのジムもそうですが、とにかく広い!そしてマットも広く、リングも完備。駐車場までもが複数の施設が供用で使えるシステムで、だだっ広いです。さすがアメリカ…(笑)
こちらでは、柔術クラスにて技を5つほど指導し、その後全員とロールしました。

8/22(火)
この日は特に予定も決めておらず、散歩をしたりのんびり過ごしました。日本から持ってきた食事を思いのほか早いペースで食べてしまったので現地調達のためにスーパーへ。
ここで豆乳ヨーグルトをゲット。アメリカは、グルテンフリーやビーガン食品が豊富に売っているので便利です。そしてどれが美味しいか食べ比べるのも楽しみのひとつ。
ここでは、ついでにお土産もゲット。プロテインバーやビタミングミなど、美味しくて見た目もいい感じのものが見つかりました。
ここで見つけた豆乳ヨーグルト、美味しかった的な(減量中で常に腹ペコ状態なので、たぶん美味しさ5割増しw)
8/23(水)
ロスからラスベガスへ移動。
ナムが車を出してくれた上に、5時間近くのタフドライビングを担当してくれました。アメリカの高速は基本無料。サービスエリアなどもありません。トイレはどうする…
そして、サーカスサーカスという名のホテルに到着。このホテルは大学生の時にも利用したことがあり、手頃な値段だったという記憶と会場にも行きやすい立地ということで今回もこちらに。
前回の利用から20年近く経ち建物は年季が入ってきたものの、今回も快適に過ごせました。ただ、冷蔵庫はなかったです。それを見越してかたまたまか、ナムがクーラーボックスを持参していたので無問題!あとは、電子レンジもありません。バスタブはありました。ホテルによってはバスタブがない場合もあるので半身浴で減量の仕上げを考えている人は要注意です。
8/24(木)
いよいよ試合当日です。もちろん時差ボケは治っていません(笑)
柔術の試合は12年ぶり。久しぶりということもあり、めちゃくちゃ緊張しました。ただ、柔術の試合前の緊張は、MMAの試合前のように恐怖などからの緊張感ではなく、個人的には学生の入試前のような緊張感に近いものがあります。
そして、いざ試合。
久しぶり過ぎて本来の力を出せたとは言い難かったですが、初戦をスイープの攻防の後、オモプラッタからのスイープに対してのアドバンテージで勝利、決勝はハーフガードのアドバンテージ差で勝利できました。とりあえず、ほっとしました。
試合後のメダル授与などを終えて、柔術大会の会場の近くで行われていたマクレガー対メイウェザーの計量会場付近へ移動。公開計量のチケットも全てSOLD OUT。中には入らず、会場の外まで溢れる熱気を楽しんで、ホテルに戻りました。
さあ、減量と緊張から解放されたのですから、食!食!!食!!!ということで、夕食はステーキです。ザ・アメリカンな肉の塊を堪能しました。
8/26(土)
ラスベガスのホテルを後にし、再びロスへ車で移動。
帰るなり早々、この日は事前に計画していた、ナムの自宅でマクレガー対メイウェザーをPPV観戦しながらのバーベキュー。PPV料金は89.95$で、友人・知人など皆で集まって一緒に見るのがアメリカ流。ホームパーティー文化ですね。
ナムの自宅は大変広く、アメリカンなバーベキューを満喫。
こちらでは、皆揃ったところで乾杯、開始!ではなく、集まった人から適当に開始し、出入りも自由、最後も何となく解散するアメリカ方式(?)な様で、最初はびっくりしましたが、終わってみれば堅苦しくなくて最高!
8/27(日)
最終日は、アメリカで有名チェーンのIN-OUTバーガーを購入し、空港へ。ぜひ日本にも出店してほしいです。そしてまた10時間かけて日本へ…
アメリカ滞在時のナムのサポートには本当に感謝です。

以上、マスターに関するレポートでした!これを読んでくださった方が少しでもマスターというカテゴリーの柔術に興味をもっていただけたら嬉しいです。 完
ONLINE LESSON
オンラインレッスン
青木真也クラスや中村レスリング、ゴーゾークラスがオンラインでご視聴いただけます。
月額2,980円。パラエストラ八王子/dois国分寺会員は会費に含まれます。
入会方法・視聴方法はこちらをご確認ください。